【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
(先日はど~も、これまた…珍しい男を連れてきたね――――…坊よ…お主の守るその男……“銅玄”が探している男じゃな?)
「!?はあ?“銅玄”が高田さんを――――?」
蛇の言葉に煌太が驚きに身を乗り出した!
(なんじゃ?知らんで守っておったのか?)
「おい、煌太――――なんて?」
身を乗り出す煌太に白馬が押さえながら聞いた。
「“銅玄”が…高田さんを探してるって…」
「「はあ?なんで?」」
あまりの驚きにペガサスと白馬が不覚にもハモッてしまった。
「///えっ!?俺を?へ?」
もちろん高田も寝耳に水で驚いた。
(“神声伝え”の者よ、ちゃんと伝えろ――――…その男…数百年前に死んだ、“銅玄”の想い人である“三郎”の生まれかわりじゃて…)
「えっ!?えええええ!」
(こら、驚いてないで伝えろ――――…まったく…)
白蛇は煌太の伝言能力に呆れながらも寄り添う猫又に尾を絡ませる。
「おい!煌太!?何だって?」
呆れる白蛇を見ているペガサスと白馬は「早く!」と、煌太を急かす!
「///高田さんが……“静動寺”の…“三郎”さんの生まれかわりだって……」
「え?三郎の!?」
三人は煌太の言葉に面白いほどのリアクションを取る!
それを見ていた白蛇は(ククク)と、笑った。
「し、しかも――――“三郎”は“銅玄”の…“想い人”だって…」
煌太は高田をチラッと見ると申し訳無さそうに言った。