【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
(なんとも…可愛い鳥じゃこと…昔はよく丸飲みしとったのぉ~)
尻尾でホールドされ、顎でナデナデされていた鳥は白蛇の発言にバサッと動揺し逃げようとする。
(ハハハハ、冗談じゃよ――――悪かった、悪かった…猫又もそんなに睨むでない…愛嬌じゃよ…こんなにおしゃべりしたのは…何百年かぶりなんじゃから)
白蛇と自分達の憑き獣のやり取りをヒヤヒヤしながら聞く煌太はついつい白馬の袖をぐいぐい引っ張ってしまう。
「なんてしゃべってるかは分からんが…楽しそうにじゃれてる……って見えるぞ」
「い…いま、水神さま…俺の鳥を丸飲みするって――――…」
煌太は不安そうに「本当にじゃれてるの?」と白馬に再確認する。
「大丈夫だとおもうぞ――――…なんだか楽しそうだから…」
「///なら、いいんですけど」