【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
駄菓子屋の話が出て皆は顔を見合わせる。
「だ――――…駄菓子屋の件は気になるが…まずは“銅玄”の事だ。
アイツはここら辺を彷徨っていたように見えたが…」
ペガサスは駄菓子屋の件は置いといて、“銅玄”の事を聞いた。
(あの坊も――――…昔はかわいかったんじゃがなぁ…ワシの御神体に落書きをするくらいの、オチャメなやつだった)
そう言うと白蛇は御神体の鏡を見てフッと笑った。
(武士の三男に生れってだけで厄介な存在なのに…体も弱くてのぉ…、三郎の煎じる薬に何度も助けられておった)
白蛇は、“三郎”の生まれ変わりだと言う高田を見て懐かしそうに目を細めた。