【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
「そう――――でしたか…」
高田は白蛇の言葉にうつむく。
(出家した後も――――…体の弱い“銅玄”は寺にこもりっぱなしだったのぉ。もっぱら、三郎が銅玄に会いに来るほうが多かったやもな?)
「けっこう――――…相思相愛だったんすかね?」
白馬が、三郎と銅玄の仲を推測する。
(ん――――…それは分からん…三郎もまんざらじゃなかったやもしれんし…、鈍感だったかもしれしのぉ~?生まれ変わりはどうじゃな?鈍感かえ?)
白蛇の言葉に三人は高田を見て――――…
“鈍感かもなぁ~”と、思った。
「///えっ、もしかして俺…“鈍感”認定されてる?」
皆の視線に慌てて自分の誤解を解きたいが…とくすべがない!