【参加型小説・連鎖の尻尾】
第13章 儀式と邪神
「!っ、どう言うことっすか?」
白馬は白蛇の言葉に即座に聞き返す!
(――――人を呪わば穴二つ…お主も聞いたことがあるじゃろ?
森に囚われておる“銅玄”を…救ったら……邪神は魂の生け贄を奪われご立腹じゃ!しかも、ここ何百年と暴れぬと言うことは…“銅玄”の魂がかなりお気に入りとみた…。
今の“銅玄”はそこにおらねばならぬと言う…呪いにど~することもできないのじゃよ…――――…絶望と言う鎖で縛られておるからな)
「――――絶望と言う…鎖?」
ペガサスが白蛇を見ると、哀れむ目で高田を見つめた。
(“三郎が森で待っている、一緒に儀式をするために行っている――――…”
と、“銀玄”に言われて儀式に望んだ“銅玄”は…森のなかで…三郎を待っておるのじゃ…)
「///そ、そんな!」
何百年と邪神や霊獣に犯されながらも…三郎を待ち続けている――――…そんな、“銅玄”に高田は涙を流した。
「なら―――…森に…行くべきか…」
ペガサスは高田を抱き寄せると、拳を握り…決意したように白蛇を見た。