【参加型小説・連鎖の尻尾】
第14章 邪神の森
どんどん――――山の中に入っていく三人…
ザワザワと重い空気がまとわりついてくる。
「煌太…何か…聞こえるか?」
「――――いや…まだ…」
白馬に言われ…再び周りの音に気を配るが――――…木々の擦れる音や…風が通る音しか聞こえない――――…
「――――もっと…奥に…行ってみよう」
高田の言葉に二人は首肯く。
(――――おも…しろい…)
「ヒッ!――――今…なに?」
煌太はビクッと体を固くして…微かに聞こえた風の音に辺りを確認する。
「――――何か…あったか?」
その様子を見て、白馬は煌太の腕を掴む。
「“面白い”――――って…聞こえた」
その言葉に…白馬と高田は辺りを警戒した!