
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第14章 邪神の森
(――――逃がさないよ…悪霊)
と、次の瞬間――――!
高田の持っていた銅鏡が強く光――――…中から白い蛇がニョロリと出てきた!
「うわぁぁ!し、白蛇!」
煌太は鏡から出てきた白い大きな蛇に頭上を世話しなく飛んでいた鳥を捕まえ!抱き締めた!
(うわぁぁぁぁぁぁ!へ、蛇…大蛇?)
“銅玄”も煌太と高田の背中に隠れながらその姿に叫び驚いた!
(やっと――――みつけた…、場所は見つけるとは思っていたが…結界にまで入り込むとは……おもわなんだよ…って、ここの中は通訳は要らないようじゃ…)
白蛇は鏡からズルズル…と、滑り落ちると三人の前にとぐろを巻きながらも…首を高くする感じで立ちふさがった!
(水神じゃぁぁ!“銀”きさま!きさまぁ――――結界に水神が入り込んだぁぁぁぁぁぁ!)
邪霊木は自分の結界の中に水神の白蛇が侵入した事を大声で叫び――――離れた邪神たちを呼び寄せようとする。
(さっきから――――バリバリ…ギャンギャンうるさいのぉ……って、邪霊木か)
白蛇はギャンギャン吠える邪霊木を睨むと(うるさいぞ!)と、一括した。
