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(な…なんで――――水神が……鬼は――――…あの怪物は…)


“銀”は結界の裂け目を広げるのをやめ――――…後退りする。


そして、辺りをキョロキョロと見渡すと…邪神の他に“鬼”が来ないか辺りを警戒する。



(――――彼は…白馬とやらのところで邪神とやりあっている最中だろう…)


「！類は――――大丈夫なんですか！」


高田はペガサスが…“銀”と戦い…そのあと、白馬と共に狐と戦っていると思うと心配で白蛇に様子を伺う。


(大丈夫じゃ――――あれは…強いのだろ？)


“強い”と言われ――――高田はうなずく。



(邪神様ぁぁぁ！邪神様ぁぁぁ！水神が！水神がァァァァ！)


邪霊木は自分の結界の中に水神がいることが苦痛らしく叫び助けを求める！


(――――うるさいのぉ…“銅玄”よく頑張った……)




そう言うと――――白蛇は一本の大木に絡みつき！根本に大きな口で噛みついた！



(ギャヤァァァァァァ――――！)


すると、雄叫びが上がると同時に邪霊木の根元がみるみる変色し――――…枯れ始めた！



(水神――――何をした！)


“銀”はみるみる枯れていく木を目の前に…鋭い視線を向けた！