【参加型小説・連鎖の尻尾】
第14章 邪神の森
「なっ、なんて事を――――!お前は、コイツばかりか三郎まで!」
煌太は手も足も出ないとわかっていても、“銀玄”の非道なやり方と自己中心的な考えに足元にあった石を投げつけた!
(何もできぬカスが――――…水神も…邪神の気が満ちたこの場所では自由に力は使えまい――――…
“銅玄”――――お前を邪神に捧げ――――ここまで登り詰めた兄のために!最後の最後まで役に立て!)
そう言うと“銀玄”は“銅玄”の首を引きちぎろうと更に手に力を込めた!
「やめろ!」
ギリギリと音がするほど締め上げられた“銅玄”に高田が叫んだ!
すると、白蛇がシュルルと素早く動き鏡を抱く高田に巻き付いた!
「///えっ、ちょ――――蛇が!」
いきなり巻き付かれた高田は抱いていた鏡を更に自分に密着させた――――!
と――――!次の瞬間、再び鏡が強く光――――中から…
空を掴むように――――…人の腕が現れた!