
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第3章 身近な怪談
「と、とりあえず――――…卒アルと文集…写真撮っておくか?」
煌太は、スマホを取り出し少年たちと成小坂少年の情報を撮影した。
「しかし――――…このアンケートの質問…予言か?
“将来凄いことをしそうな人は?”って…ある意味…すげぇ事をしたわけだし…」
文集にはその他に
“幸せな結婚をしそうな人”
“社長になりそうな人”
“世界で活躍しそうな人”
“騙されそうな人”
“金持ちになりそうな人”
“借金で困りそうな人”
“将来凄いことをしそうな人”
と、書いてあった。
その中のネガティブなアンケートを独占していたのが…成小坂 檪 だった。
「――――これって…軽いいじめ?」
「だな――――…まぁ、当時は“いじめ”ってこいつらも認識はしていなかったと思うけど…」
