【参加型小説・連鎖の尻尾】
第15章 邪神と純鬼
(ギャハハハハハハ!ギャハハハハハハ!そう、邪険にするな――――この液をお前たちの中に注いでやることもできるのじゃぞ?
――――なぁ?“銅”よ…お主はこの液を体内に注がれ何度もヨガリ狂ったではないか――――お前は…“もっと…もっと…”と泣いておねだりする時の顔が…一番美しいからのぉ…)
(いやぁぁぁ!////私は――――私は…)
邪神に犯されたときの事を言われ“銅玄”は更に耳を塞ぎ三郎の胸で小さくなる。
(“銅”大丈夫――――大丈夫だ…)
(私は――――私は…汚れている…三郎のいた世界には…いけない…)
大きな瞳から流れる涙は純粋そのもので……何百年も犯され絶望した瞳とは三郎には見えなかった…
それだけに――――…絶望の中に少しの希望や期待を胸に…抱いていたのだと…三郎は涙した。
(“銅”――――本当に…よく頑張った…頑張った…)
怯える“銅玄”に三郎はそう言って再び強く抱き締めた。