【参加型小説・連鎖の尻尾】
第15章 邪神と純鬼
――――ギチギチ…グチグチ…
(ブッァ…あ・あ・あ・あ・あ・あ………ぐ…るじぃ)
「――――苦しくしてんだ……苦しんでもらわないと……絞めてる意味ねぇだろぅが…」
ギチギチと首を絞めるペガサスはポケットから実家の数珠を取り出し――――…首の皮一枚で繋がっている…“銀玄”の首にかけた…
(――――き…きさま――――“銀”を許せんと…言っておきながら――――…甘い…お…に………じゃ……)
首を荒縄で絞める続けると――――邪神は徐々に喋らなくなり…
最後は――――二匹と同様灰になり風に散った。
(兄様ァァァァ!)
邪神が体から離れた事により、“銀玄”の体は解放された――――…
しかし、邪神に食い散らかされた体はすでにボロボロで…意識があるのか…無いのか分からない。
しかも(あ――――…う…う゛…)と、唸るだけで…人の形は保ってはいなかった――――。