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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第16章 最終章・それぞれの道


あの後、四人は水神と共に――――…“銅玄”と三郎の現状と処分について話し合った。


厳密に言えば、気絶している高田除の三人だが…。


(さて――――…呪いから解放された“銅玄”だが――――…行き場が無いのは確かじゃ…結局、純鬼に成仏してもらう…こととなるが)



(“銅玄”が――――私と…共にいられる方法はございませんでしょうか?)


水神の前で、“銅玄”と共に寄り添い手を握りながら三郎は伝える。


何百年も探していた人物とやっとあえたのだから共にいたいと願うのは当たり前だった。


しかし――――…三郎が高田の中に戻らない限り…高田の霊力バランスが崩れ、悪霊に取り憑かれるリスクが高くなると言う。


結局、“銅玄”と三郎は共に居られないと言うことが現状らしかった。




だが、水神が一つの提案をした。



(なら――――…ワシの代わりに…二人でここを引き継ぐか?)



「は?――――水神様――――何を?」


通訳係の煌太が水神の提案に「は?」と驚く。


「――――白蛇は…なんて?」


白馬はチロチロと舌を出す蛇の言っていることが分からず、驚く煌太に慌てて聞く。


「――――この…神社を…継げって…」


「「はあ?」――――意味が分からんっす!」


煌太か水神の発言を聞き白馬とペガサスは身を乗り出す。



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