【参加型小説・連鎖の尻尾】
第16章 最終章・それぞれの道
(ワシが――――その者の中に入って穴を埋めてやる――――…まぁ、守護霊的な位置付けとなるが――――居ないよりましじゃろ?)
「――――は?それ七海への影響は大丈夫なんだろうな!」
慌てたペガサスが水神に詰め寄る。
「ぺ、ペガサスさん!!!」
あまりにもズンズン進むことに煌太が止めに入る!
(ど~なるかは…知らんが――――元神が守護霊になるんだ!良いことだらけじゃろ?)
水神はペガサスの心配を軽くいなした。
(――――ど、どう言う…ことでしょう…)
意外な提案に三郎は目を丸くする。
(ここなら――――二人で共に水神として寄り添っておれるじゃろ?ここは、元は“銅玄”のおった丞洪寺のあった場所じゃ…相性もよかろう…)
(――――水神様…そんなことができるのですか?)
“銅玄”は不安そうにペガサスを見た。このままだと、彼によって成仏しかない今の現状を打破できるのは――――“銅玄”にとっては喜ばしいことだった。
しかし、三郎やいまだに気を失っている高田に迷惑をかけるのでは――――…と、罪悪感もわいてくる。
この話し合いは――――その日1日かかった…