
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
流石に――――…食欲不振と睡眠不足で体調を崩した。
それでも、なんとか仕事を頑張って続けていたある日。
例の女性の先輩が彼氏ともめて…障害事件を起こした。
別れ話しで口論になり――――…手元にあったドライヤーを投げたら、飼っていた熱帯魚の水槽に落ちたらしく…彼氏がそれを水槽から引き上げる際に――――…何故か電源が入り感電した…
とのことだった。
俄(にわか)には信じられない、障害事件で職場では一時期話題になった。
アパートは一斉に停電、ビリビリと稲妻が全体を駆け巡る様子が…恐ろしかった…と、彼女は言っていた。
しかし、
「その姿が―――綺麗だとも…思ったんです」
と、恐ろしい発言もしていたとか――――…。
