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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第18章 番外編・雰囲気を感じる男


――――あっ…ん――――…んん…

――――あっ!ん…やっ、だ…あっ……んん…出――――る…





「うわぁぁぁぁぁあ!」



総合病院の中にある薬局に努めて半年――――…



俺は悪夢にうなされ夜中飛び起きる事が増えた。



「///ハァハァ…ハァハァ……また…だ……」



奇妙で不快な――――…悪夢。


それは、色っぽい夢なのだが…何故か全て俺が何者かに犯され喘いでる夢なのだ!




「――――最悪だ……ったく…」


夜中に起き…嫌な汗を流す日々に心底疲れていた。









「高田さん――――…なんか、今日…色っぽくないか?」


朝、更衣室で白衣を羽織ると…そこへ来た、職場の先輩にそう言われビクッとなった。


昨晩の夢は――――…ここ最近でもヤバいくらいのリアルさがあり…俺の体は異常なフェロモンを放っていたかもしれない。



「そ、そうですか?」


「彼女でも出来たか?しかし~下手すりゃ高田さんの方が彼女より綺麗だったりして~!」



「はあ――――…綺麗…?」


俺は更衣室の鏡で自分の顔を見た――――…。


学生時代から女子から“高田君の隣はいやだなぁ~、引き立て役じゃん”と、懸念されていたのは知っていたが…


「何処が綺麗なのかな…分からん」






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