
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第3章 身近な怪談
「バカだなぁ煌太は!事故現場で少年の霊が人を連れ込もうとするんだろ?だったら、顔を知ってた方がお得だろ?」
「お得って…」
白馬は知ってる霊に連れ込まれる方が親近感がわくと、意味不明な事を言い出した。
「は?引きずり込まれるって…4日目って言ってなかったか?――――もしかして…4日もいるつもりか?!」
「4日いたいところだけど――――!バイト入ってんだよ…残念な事に…煌太もだろ?…と、言うことで一泊だけしようと思ってた」
煌太は軽い気持ちでドライブに来たつもりだったため、泊まりになるなんて思ってもいなかった。
「だ…だから…ワンボックスカー…」
「そ、だからワンボックスカー!」
煌太はどっと疲れた気がしていた。
