
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
その夜――――…
半信半疑ではあるが名刺兼お札を取り出し、それを枕元に置き――――…眠りについた。
最近は眠るのが怖くてギリギリまで起きていることが多かったが、今日はなんだか安心してベッドに入れた。
「――――何日ぶりだろう……しかし、あの人…チャラかったなぁ……ぁ…」
ベッドに体質では入り目を閉じると――――今日の出来事が頭の中で再生される。
すると、浅沼さんの変な言い方や、笑顔が思い出される。
「――――変な…ひと…」
俺は久しぶりに穏やかな気持ちで眠りに落ちていく――――…。
――――あっ…んん――――やだ///やめろ…さわるな…やだ!
――――♀&∈…★◇★▲…★◇∪…
――――耳元で囁くな!あっっ!やっ、やだ!嫌だ!あっ、ぁぁぁ――――///助け…てぇ…
相変わらずの悪夢に俺はうなされていた!
――――ほぅ…///これは…かなりヤバい状況ですなぁ…
――――!?誰!誰でもいいから――――あっ、ァ…ァァァ…助けて…
――――★◇∈◇」』★!!
しかし、今日の悪夢は触りまくるヤツと俺の他に誰かがいる気配がする。
――――ハイハイ…驚くよねぇ?お前の領域だからな…ここは。
――――領域?って!マジで誰!
――――昼間はどうも、高田さん。勝手に夢にお邪魔して申し訳ないが…「助けて!」って叫ばれたら…ねぇ?
――――えっ!浅沼…さん?
そう言うと、真っ暗だった視界が徐々に開けてくる。
今までの夢は、真っ暗な中でひたすら触られ…ヤられている感覚だけが鮮明だった。
視界情報は無いに等しかった。
