
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
しかし、俺のそばにいたのは――――真っ白で大きな犬?
――――大きい…“犬”?
――――狼!オオカミですよ~!
これ、俺の唯一出せる式神のオオカミ!名前は“カムイ”!
徐々に暗がりに目が慣れていく…
と、白いオオカミが喋っているのだと分かった。
――――▲』∋△〇∋∪♀◇!
――――そう、怒るなって…そんなにその男の霊力が魅力なのか?貪りたくなるほどに?
――――なっ、///浅沼さん!
俺は自分にまとわりつく不快なモノを振り払おうともがく!
――――ほら、嫌がってるぞ…離れろよ。
オオカミは、いまだに俺から離れないモノに強めに言い渡す。
――――♀∪∋◇&♀*§★※!!!
――――はぁ~…これだから地縛霊さんは…
地縛霊?俺は自分にまとわりつくそのモノが地縛霊だと知り鳥肌がたつ!
――――しかも、結構…立派になっちゃって。高田さんの身体…そんなに良かったの?
――――///なっ、何の話をしているんですか!
――――℃%●♀※%@∈★◆!!
――――うるせぇよ…成仏の時間だ!
霊が怒った!?そんなに雰囲気が一瞬したかと思うと、オオカミが俺の体に絡まる何かを威嚇した!
――――くっ!なっ、なに?
ドロリ――――と、した何かが俺の体を撫で上げた!と思ったら、体がフワッと軽くなった!
――――くそ…逃げた…
――――え?
「ウワァァァァァァァァァ!///ハァハァ…ハァハァ…」
そこで俺は目が覚めた。
