【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
「よっ、お帰り」
「///ど、どうも…」
宣言通り…浅沼さんは俺の職場に迎えに来た。
「///相変わらずの…軽いですね…」
浅沼さんは喫茶店で会った時のような緊張感のない挨拶をし俺の前に現れた。
長い髪は後で束ね、今日はジーンズに白いTシャツと…アロハではないが、そのTシャツの上に革ジャンを羽織り…チャラいと言うより…ワイルドになっていた。
背も高く、整った容姿をしている浅沼さんの姿は周りの目をひいた。
しかも、手にはバイクのヘルメットを持ってる…。
「バイク――――ですか?」
「まぁな、ほら――――高田さんのぶん」
と、ヒョイッと投げられたヘルメットにビックリする。