【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
俺は恐る恐る浅沼さんの後ろに股がり、ヘルメットをかぶった。
人生初のバイクは、なんとも軽い男の後部座席となるとは……
人生設計がおかしくなりそうな気配がする。
「ちゃんと掴まれよ――――!落ちるなよぉ~」
浅沼さんはそう言うとバイクを走らせた!
「///ぅっ――――わぁ!」
俺は振り落とされたくなくてしっかりと浅沼さんの背中にくっつき、腕を腰に回した!
加速するバイクにかなり緊張したが、初めて味わう風の感覚に自然と口角は上がっていた。
その後、病院の夜間タイムになるまでドライブしたり食事を取ったりと、二人で時間を潰した。