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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第18章 番外編・雰囲気を感じる男


――――式神が…戦ってる?


そう思われるお札の動きに、鳥肌が立つ。




「お――――~悪い、悪い!速攻逃げられた~!で、やっぱり七海のところだったかぁ~!マジでご立腹みたいでさぁ~、まいったよ~」



病院の方からは小走りで走ってくる類さんに俺は安堵する!


しかし、気の抜けた言い方に…呆れてしまう。



「七海~~…大丈夫か?お――――…カムイ頑張ってるじゃん!」



式神を“カムイ”と、呼ぶ彼の視線の先に、俺は目を凝らしてお札を見るが…オオカミの姿や戦う姿はまるっきり見えない。



そこに見えるのは、形が変わったお札が上下左右にフワフワ浮いている様子だけ…。


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