【参加型小説・連鎖の尻尾】
第18章 番外編・雰囲気を感じる男
「それに、七海――――お前は悪夢を見てどのくらいになる?その間――――何度…あの霊に夢で犯された!
ぶっちゃけ――――お前は生命線途切れる寸前だったんだ!霊はジワジワと生きた人の生命力を吸いとって同じ場所に連れていこうとすんだよ!俺と出会うのがあと少し遅かったら――――七海お前もあっち側だったんだよ!」
「///えっ、危なかったの!俺?」
「――――片足…あの世にあったぞ」
それを聞いて俺は更に鳥肌を立てた!
「しかも、あと一歩でお前も連れていけて…悪霊に昇進となりゃぁ…なりふり構わず…突進もするわな?」
そう言うと、類さんはポケットから数珠を取り出し、いまだにフワフワと浮上するお札に向けてかざした!
「――――封印?まぁ、実家に帰って除霊ってパターンだなこりゃ…カムイ、もういいぞ!押さえ込む!」
意味不明の事を呟きなが――――類さんは数珠を持たない右手を伸ばし手のひらをグッと掴んだ!
すると、フッと――――さっきまであった不快な雰囲気が薄まる。