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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第19章 番外編・ペガサスの秘密?!


「鬼――――助けちゃったんだ…」


俺は、兄の読むその一冊をマジマジと見てため息をつく。



「なんでも、ひい祖父さんの祖父さんが、牙持ちだったそうだ。

ひい祖父さんの書物もあるんだが、お前の牙を抜いたときの事が書いてあったぞ――――…」



――――つ~か、すでに日記を読んでいる気分になってきたが…大丈夫か?ひい祖父さん…変なこと書いてねぇ~だろうなぁ…



「――――ほら、ここ――――…」



そこには、俺の牙を抜いたときの様子が書いてあった。



俺の記憶と――――ほぼ一緒だった。


しかし、最後に…こう書いてあった。



【先代の書には――――…抜いた牙は役目を終えたと思い灰のように消えると書いてあったが…

この子の牙は――――消えない。


まだ、役目があるのではなかろうか……


この子は希な牙戻りの可能性がある…消えない牙を保管し――――…この子が記憶を思い出し…全ての力を欲したとき……


鬼の素質を家族で極め牙を戻すか――――…考えてほしい】


と、あった。




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