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「１人――――１能力なのか？マジで？」


「は？違うのか？お前だって――――…除霊…出来る――――…ん？まだ、何か出来るのか？」


ふと、自分が何が出来るのか…思い出す。


「――――邪神と戦ってる時は…物凄い速さで動けた…除霊も出来るが…滅する事も出来た…。最近は、念じたら物まで動かせそうな……そんな気分になる！」



「････････」



兄が俺を見ながら…徐々に眉を寄せていく…



「エスパー…類？」


「いや、俺――――手提げ鞄の中に身を縮めて入るとこできねぇよ？」



兄の真面目な…？真面目だがふざけた言い方に…突っ込み風で返してしまったが…“エスパー”とは…大袈裟な…