
【参加型小説・連鎖の尻尾】
第19章 番外編・ペガサスの秘密?!
「――――力が強くなってるってことか?」
「多分な…で、産まれた時の記憶を思い出して――――…牙が自分にはあったなぁ~って…」
兄さんは書類をパタンと閉じて、俺を見る…
「多分――――…鬼の力はもっと強いのかもしれない…
一度抜いた牙がお前に戻ったら――――…本来の力を使えるんだろうと予測は出来るが…そのあとのお前自信がどうなるかは…予測はつかない。
鬼に取り込まれるのか…それも分からない…
今のお前じゃ無くなるかもしれない…分からないんだ。
だから、ひい祖父さんも…家族で話し合えと…書き示したんだと思う」
俺とちゃんと向き合い目を見て話す兄は…いつにもなく真剣で――――…
どうしたら良いのか…ぶっちゃけ迷っている俺には…答えが出なかった。
「ま――――…ゆっくり考えろ…」
「あぁ……、そうだ!その、抜いた牙って見れるのか?」
「ん?多分――――この金庫に…」
兄は部屋にあった金庫の鍵を持っていた鍵で開けると――――中から木箱を取り出した。
