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【参加型小説・連鎖の尻尾】

第21章 番外編・事故物件の真相


ファミレスから出た俺たちは、俺の車で大家との待ち合わせ場所でもある…事故物件のアパートまできた。


「――――なんか、また車変わってないか?」


ペガサスさんが駐車場にある俺の車を見て呟く。


「あ~…兄貴が新しい車を買ったので、自由に使ってもいい車が増えたんっすよ!さすがに…大の大人が四人軽自動車ってのも…狭かったし――――今日は、これにしました!お古で申し訳ないっす!」


俺は兄のお古である“オデッセイ”のハンドルを握りながら後ろに乗り込むペガサスさんと高田さんをミラーで確認する。



「お古って――――…古くないよね!?コレ!」



高田さんは室内を見渡しため息をつく。



「――――はぁ…二年…ちょいでしたかね?兄貴って、熱しやすく冷めやすいタイプ見たいで――――…結婚に向いてないっすよねぇ~!」


このオデッセイも新車で買ったはいいが、「1人ドライブには向かない」と、買った当初からブツブツ言っていた。


なまじ金があるだけに…乗り換えが早い。




「金持ち爆発しろ!」


助手席に座った煌太が何故か俺を睨んで呟いた。


「俺は――――…金…ないから…ハハハハ…」



貧乏学生の煌太からしたら…我が家はセレブらしいが…俺自信は金がないので…笑うしかない。


「まぁ…車を出してもらえるのはありがたいことだから、いつもありがとうね!白馬君」



――――高田さん!空気読んでお礼まで!



マジで天使!



まっ、肩の白蛇は笑ってるけどな!!!






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