【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
ま、無理もない――――…。
ペガサスさんは…かなりやんちゃな見た目だから…霊関係の人とは思えないらしい。
「す…すみません――――こう言うのに私は疎くて…」
「大丈夫です!大丈夫です!こんな反応慣れっこです、コレ関係のイメージってぶっちゃけ稲川淳二さんですから!」
ペガサスさんは笑いながら戸惑う青戸さんと握手を交わした。
「で、早速―――部屋を見せてもらっていいですか?」
「あっ、は――――はい!」
大家の青戸さんは俺たちをお目当ての、二階の部屋に案内してくれた。
「うわっ!雰囲気あるっすねぇ~!」
「白馬君声が大きいよ――――…って、荷物は…もう無いんですね…」
「はい――――…すぐにご家族が来て、荷物は全て引き取って行きました…」
「なんとも、手際がいい――――」
案内された、事故物件の部屋はすでに綺麗に片付けられ…何もない状態だった。
「前々から自殺をほのめかしていたらしく…ご家族の対応も早かったみたいです」
――――自殺を予想していた…?まさか…