【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
「しかし――――ここまで…おどろおどろしいと…見えるものも見えないなぁ…」
そう言うと、ペガサスさんはグッと力を入れ「パン!」と一発…手を叩いた。
すると、一拍手の音と共に赤黒いドロドロした視界がパッと晴れた!
「!ちょ――――…え?ペガサスさん…」
「…結構祓っちゃったなぁ…」
なんと――――ペガサスさんの一拍手で闇落ちしていた何かが払われてしまった。
「――――俺と…猫又ちゃんの…意味が…」
「悪い、悪い――――…」
元々…強いとはいえ――――…ますます強くなったペガサスさん…
「俺の初仕事――――……って、ここ…」
「はい、もう1つ見つけた?」
ペガサスさんは、最初からそこに何かがあった事を分かっていた口調で俺にニッコリと頬笑む。
「その笑顔――――ムカつくっす!」
「――――え!?ムカつくの!?」
そこは…部屋の真ん中…畳の下――――…
そこから…何か黒いものがガサガサと動いているいるように感じる。