【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
俺は、畳を一枚の目繰り上げ――――…下の床板も剥がした。
と、その下は…床下と言うか…土台元が見えるものの…土と砂利の地盤があるだけだった。
しかし、ゴソゴソと動くその場所は…何故か周りと土いろや砂利の量が違った。
「猫又ちゃん――――頼む…」
俺は猫又にその墓所を確認するように頼むと…様子を伺う。
猫又はそのゴソゴソ蠢く何かをネコパンチで押さえると――――…咥えて俺の元へと戻ってきた。
「――――やっぱり…布?」
しかし、猫又が持ってきたのは…またしても布だった。
「布――――って…なんか埋めたってのは……分かるんっすけど………え~…嫌な予感しかしないっす」
「多分――――ビンゴだ…大家に言って…二ヶ所掘り返すように助言しろ――――…」
俺はその瞬間血の気が引いた――――…。