【参加型小説・連鎖の尻尾】
第21章 番外編・事故物件の真相
「て言うか…類さん…知ってましたよね?」
「……――――え?」
「はあ?ペガサスさん!?」
高田さんがペガサスさんの隣で呆れた顔でため息をつく。
「えぇ――――…知ってた?どこまで?」
俺はハンドルを握りながらミラー越しにとぼけた顔をしているペガサスさんを見る。
「し~…らないよぉ~」
「――――白馬君の初仕事だから…黙ってたんだろうけど…」
高田さんが俺に気を使い笑ってくれるが…ペガサスさんはニヤッと笑うだけだった。
「まぁ、あの大家から連絡が来たときから…なんか…見てえたって言うか――――…そんな気がしていたってだけだぞ?」
「それって――――…鬼の…力っすか?」
最近のペガサスさんは…時々、次元を越えた力を発揮する…気がする…。