【参加型小説・連鎖の尻尾】
第22章 番外編・神様日和
(///私は――――幼い時から…///三郎を…お慕い申し上げておりました…。
しかし、兄に知られ――――…さんざん酷いことを言われたり…されてきました。
この気持ちは――――いけないモノなのだと…黙っていましたのに…貴方と言う人は…)
私は三郎の伸びる手にすがるように掴むと…長年の思いを吐き出すかのよう…伝えた。
(ハハハ――――隠すとは…銅は、可笑しな事を言う…)
三郎の指が私の流した涙を頬から掬う。
(隠れて――――いなかったし…その熱い眼差しに…私はいつもドキドキしていた…)
(ドキドキ――――…とは…?)
(///ドキドキ…とは、我々の時代で言うと……“興奮する”と…言えば良いのかな?)
(///こっ、興奮――――ですか!?)
三郎は笑いながら私を抱き締めた。
(我々の時代――――…何処の武将も…男色は当たり前だし…男性同士の恋愛は普通だったのに…銀兄さんは…お堅い人だ)
(私が――――いけなかったのだと思います…この容姿ですし…男として苛立ちがあったのでしょう)
兄様は昔から――――潔癖な所も有りましたから…
子孫繁栄の概念から外れた私は…気に食わなかったやもしれません。