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「なんか――――やな奴だなぁ…」


「煌太はそう言う人嫌いだからなぁ～、意外に潔癖？」


運転しながら松園の人なりに煌太が嫌悪感を表す。


「潔癖じゃねえ～げど…なんか――――不誠実だ！」


「煌太君は、誠実そうだもんね」


ほんわかと笑う七海に「///はい！」と、照れながら答える……煌太…なぜ照れる？


――――なんか…煌太が童貞に見えた来た…


「まっ、そんなことはど～でもいいか！で、女の方は？」



繋 結子の方は――――逆に地味な方で…噂や証言があまり取れなかったと言う。


しかし、最近は大学に出てきていないようだった。


どんな性格なのかも分からないし、どんな見た目なのかも…誰の記憶に残っていないみたいだった。


「これが、唯一確認できる繋の姿――――…」


白馬がポケットからスマホを取り出すと、写真を見せてくれた。


それは――――…


先輩が入学式の時に撮った友達との思い出の写真――――…


……の、端に見切れている“繋 結子”の姿…ただ一枚。