無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

誰も知らない、貴方が本来持つ肌の白さ。

キスも愛撫もさっき散々したから、むしろ今度は弱い刺激で。
ゆるやかに抜き差ししながら。
中心に触れないよう、性器の周りを指の背で小刻みに撫でていた。

今日はもう、すっかり感じ易くなってる智君は、焦れたんだろう。
俺の腿に置かれていた手を自分の真ん中に伸ばして、扱こうとする。

イきたいんでしょ。
だよね。
でも、マダダメ。

智君の手首を掴んで優しく押さえる。

「んん…」

いや、って可愛く首を振った。

もう一方の手がまた性器に伸びるのを握って押さえて、指を絡める。
腰の動きは止めない。

「は、ぁ、しょ…んん…」

指に力が入って強請ってるのがわかる。
俺が中で同じところばかり責めるから、押し付けるたびに締まって圧迫される。

「あぁ…締まるね…
イきたい？…
うっ、ん…あぁ…気持ちい…
どうする…？…
このままがいい？…」

話しかけると薄目を開けて俺を見て、困ったように小さく首を振った。

そっか、わかんないか(笑)。

射精の直接的な快感に比べて、ゆるく長く続く後ろでの刺激。
イッて終わらせたいのか、このまま続けて欲しいのか、自分でも分からなくなる、って前に言ってた。

「智…」

呼びながら、繋いでいた手を片方外して中心を握ってやると、安心したように吐息を漏らす。
数回扱いて硬くしてやってから、根元を強く握って。
おもむろに強く突きあげた。

驚いた智君が息を呑む。
続けて、握ったまま打ち付けた。

「あっ、あっ、やぁっ」

潤んだ瞳で訴えてくるのをそのまま、何度も突く。
パンパンと打ち付ける音がする。

「まっ、てっ、しょおっ
激っ、しっ
手ぇ、離っ、しっ」

俺の指を外そうとして、上から手を重ねてくる。
泣き顔になってぎゅっと眉間に皺が寄るのが、たまらなく可愛い。

「おね、がっ、しょおっ
もっ、あっ、あっ」

まだだよ。

「あっ、あっ、あっ
ん、ん、うっ、あっ」

貴方が飛べるまで、もう少し。

「あっ、あっ、あっ、ああっ」

俺の動きに合わせて高い声が上がるのを、愛おしく見下ろす。

愛してる。

愛してるよ。

抜けそうなギリギリまで腰を引いて、一拍置いてから。
中のポイントをグリッと擦り、一突き。
同時に握っていた手を離す。

「んんんっ！！」

瞬間、智君が射精した。