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Happiness day

第2章 夏の終わりに想うこと

「それは翔くんだからだろ?
翔くんは俺みたいに嫉妬しないからそんなにウザい話もしないだろ?」

「は⁈お前何言ってんの?
俺なんて嫉妬しまくりだぞ?
こんなに素敵で周りから沢山魔の手が伸びてるのに本人全く気が付かないんだから」

「そうだよ、家に帰ると延々と説教が続くんだよ?
でも 話をしてる翔くんの姿を見てると
『あ〜俺、翔くんに愛されてんなぁ』って嬉しくなっちゃう」

「でもカズとリーダーは違うし…」

「そりゃそうだ
智くんとニノが一緒だったら
俺がニノのこと好きになる可能性もあるってことだぞ?」

「え〜やだぁ、翔くんは俺の翔くんだもん」

リーダーが唇を突き出して剝れると翔くんは嬉しそうに微笑んだ

「当たり前じゃん
例えばの話をしただけ…
俺が好きなのは智くんだけだよ?
だから誰にも渡したくなくて嫉妬するんでしょ?」

「よかった…
あ、松潤。因みに俺も嫉妬すっからね
こんなに素敵な人が恋人なんだから」

リーダーが翔くんの首に両腕を回す

「相手が素敵な人ほど嫉妬は絶えないんだよ
それを言葉にしないで心に抱え込むならそれでもいいけどさ
でもそんなモヤモヤ状態をいつまでも続けていてもいいことないと思うけど?
いつかそれが爆発したら
好きな人を深く傷つけることになるかもしれないぞ?」

それはわかるよ…
今だってカズに対して冷たい態度を取ってしまうんだから

これが爆発したらカズを傷つけるような暴言を吐いてしまうかも

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