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Happiness day

第23章 Bad boy

無我夢中で翔の舌に何度も絡め、吸い上げる

これがちゃんとしたキスなのかはわかんねぇけど
すげぇキモチよくて、止めどころがわからねぇ…

「ふ…ぅ……んっ…」

キスの合間に聴こえる翔の甘い声が、更にオレを煽る

「ん……さと、く…くる、し…」

翔が、途切れ途切れに訴え
首の後ろでしっかりと組まれていた腕が解かれ、オレの胸を軽く押す

慌てて翔を解放した

「ごめんっ」

閉じていた瞼がゆっくり開き、ぽやんとした瞳でオレを見つめる

ドキッと鳴った心臓と共に、オレの下半身がドクンとなるのがわかった

今まで、可愛い翔は何度も見てきた
でも今の翔は色っぽい…

こんな目で翔を見たことなかった

「はぁ……」

潤んだ瞳で、気怠げに息を吐く…
その姿が下半身に直撃を与えた

ヤバいって…そんな目で見つめ続けられたら、この場で翔の事、押し倒しちまいそうだ

もちろん、そんな事をする訳にいかないから、翔から視線を逸らした

「智くん?」

オレの名前を呼ぶ声も、まだ甘さが残ってる

目を逸らしても、気が逸れない
ドクンドクンと鳴る心臓と下半身

どうすりゃいいんだ…

「智くん、どうしたの?」

どうしたって聞かれても答えられない

たかがキスで『おっ勃ちました』なんて…

ゆっくりと膝を立て、翔にバレないように体育座りになり下半身を隠した

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