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Happiness day

第23章 Bad boy

「智くん、怒ってる?」

不安そうな翔の声

「な、なんで⁈」

「俺からキスしてみる?って言ったのに、途中で止めちゃったから…」

「んなことで、怒んねぇよ…」

「だって…目を合わせてくれないし、その体勢…拗ねてるみたい」

拗ねてるんじゃなくて、翔の視線から隠したいだけ…

こんな状態になってるってバレたら恥ずかしすぎんだろ

「ねぇ、智くん…もう一回しよ?
今度は智くんが満足するまで止めないから」

「いや!もういいっ!」

これ以上続けたら、勃ってるの隠せないって!

「…やっぱり怒ってる」

落ち込んだ声に、誤解を解こうと
翔の肩に手を置き、膝立ちになった

「いやっ、だからっ、怒ってねぇってばっ」

俯き加減の翔…

翔は何も悪くないのに、オレが未熟なばかりに、何度も翔に哀しい思いをさせてしまう

「…智くん、それ…」

「それ?」

翔の視線を追うと、オレの股間を捉えてる事に気づいた

「…あ…」

オレの中心部は、一目でハッキリとわかるくらい布を押し上げていた

ジーンズだったらまだ誤魔化せたかもしれないが
オレが履いていたのは、部屋着用のスエットのハーフパンツ…

「あ…これは、その…」

言い訳なんて出来るはず無い

なんでこんなになってるのかは、翔だってわかってるんだから

「やっぱり若いね…
あのキスでこんなになっちゃったんだ」

翔の手がオレの股間に伸びる

「あっ!ちょっと!」

触られる前に隠そうと、急いで体育座りに戻った

「キス…キモチよかったんでしょ?」

ニコッと笑った翔は嬉しそう

「うっ…まぁ…」

「触らせて?もっとキモチ良くしてあげるから」

「へ……あっ…」

強引に入って来た翔の手が、オレの固くなったモノをズボンの上からスルッと撫でた

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