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世界で一番尊いあなた(嵐)

第11章 ♡♡♡


俺は一度かずの中を掻き回す肉棒をゆっくりと引き抜いた。その途端、かずの愛液が栓を抜いたように溢れ出す。白濁色の糸を引いたソレをどうすることも無く、かずに四つん這いになるように言った。かずは多少恥じらったが、重い腰を上げて俺にゆっくりと背を向けた。俺はそのままかずの腰を強く掴んで一気に肉棒を奥までねじ込む。

和也「んああああっ…//」

かずは快楽を吐き出すようにして力強い声を上げたた。かずは後背位に弱い。自分の一番気持ちいいところに当たるから得意としないのだ。だんだんと腕に力が入らなくなって、猫伸びになって枕に顔を埋めた。

和也「むりっ…!///むり…!」

かずの中は俺のソレがとろけてしまうほどの熱で帯びていた。動かす度、俺を離すまいときつくきつく締めてくる。そろそろ俺も限界だった。俺はかずのひくつくソレを腰を動かすタイミングで一緒にしごき始める

和也「ああっ//またイッちゃうよぉ…っ!」

かずの声を合図に俺は自分の腰に精神を集中させた。強く、激しく動く腰は止まらない。ところがそれは突然で、俺はふいに力が入らなくなる。かずの中で絶頂に達した。

翔「んっ…ふっ…」

和也「んはぁっ…//」

先にイッてしまった、そう思った。だが、違和感を感じた手のひらにはべっとりと月白色の液体が絡みついていた。かずのだ。かずも一緒にイケたんだ。

肉棒をゆっくりと引き抜くと俺の精液がかずの中からドロっと滴った。拭う気力も湧かなくて、俺たちは荒れる息でお互いの存在を確認しながら強く抱擁する。ただただ愛おしかった。俺の手でかずがイッたこと、普段だってそうなのに何故か今日はそれが嬉しくてたまらなかった。

和也「はぁ…っはぁ…っ翔ちゃん…っ」

翔「かず…っ」



ちゅっ




和也「んっ…」

翔「ふふっ…好きだよ…っ」




ちゅっ



和也「俺も、すき…っ」



ずっと身体の関係止まりだった俺たちには素直にお互いの気持ちを伝え合うことすら許されなかった。
だから今こうやってかずに好きだと言えること、かずに好きだと言ってもらえることがこれ以上ないくらいの幸せなんだ。

俺たちはそのまま、お互いの温もりを感じながら目を閉じた。車の通る音すらしない静寂に包まれた2人だけの空間。この世界にはきっと今、俺たちしかいないんだ。


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