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世界で一番尊いあなた(嵐)

第11章 ♡♡♡

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和也「もー!なんでアラームかけないで寝たんだよ!」

翔「だってかずいつも8時にアラームかけてるって言ってたじゃん!」

和也「昨日は電源切れてたんだって!さっきも言ったでしょ!」

俺は小鳥の囀りを聞きながら優雅に目を覚まして、かずの唇に軽くキスをした。小さく唸るかずが可愛いからもっとたくさんしてやろうとかずの上に乗った時、俺のiPhoneが音を鳴らした。いいところだったとに、と少し苛立ちを覚えながら確認をするとそこには怒涛のモーニングコール…マネージャーからだった。

翔「今なん…もう11時かよ!俺12時から撮影なんだって〜〜!も〜〜!」

和也「知らないよ!俺だって13時までに幕張まで行かなきゃいけないんだよ!」

翔「まだ間に合うじゃん!かずは!俺は今からマネージャーに死ぬほど怒られるんだからな!」

和也「わかった!んなのいいから早く出るよ!」

俺たちは私物を雑に鞄に詰めて急いで部屋を飛び出した。カードの使えない会計に少し戸惑ったがまあ計算内だった。

和也「あ〜おっせ〜」

エレベーターに乗るとかずは分かりやすく苛立ちはじめる。11時過ぎとはいえ、1月の朝は震えるほど寒かった。ポッケに手を入れ、肩を竦めながらイライラと階数の表示を眺めるかずの後姿がなんだか物理的にちっちゃく見えてかわいかった。

和也「ちょ!なに!」

翔「かわいいから抱きしめたくなった」

和也「んも〜!…なんだよ〜」

かわいい笑顔が俺に向いた時、もう何十年も一緒にいるのに未だに胸の奥がキュンと音を立てる。
こんなときでも手を出したくなってしまうほど俺はかずにゾッコンしてるんだなって改めて実感した。

和也「ほらついたよ!いくよ!」

翔「かず…照れてるでしょ?」

和也「照れてない!うるさい!」

翔「かずはかわいいなあ〜」

今すぐにでも抱きしめちゃいたいくらい愛おしいのに抱きしめられないもどかしさを感じつつ、俺たちはアイドルに戻っていく。
もし、こんなところをマスコミにでも撮られたら終わるのだ。俺たちは帽子を深く被り、マスクまでして気を引き締めながらホテルの外へ出た。
少し先にタクシーが2台、止まっている。
俺たちは会話を交わすことなく、少し距離をとって別々のタクシーへ向かう

翔(あ〜終わっちゃったなあ〜楽しかったなあ〜仕事したくないなあ〜)

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