
世界で一番尊いあなた(嵐)
第2章 BAR MARIN
和也(香りだけでわかるなんて…翔ちゃんはすごいなあ…)
格の違いを見せつけられているようで心が縛られるように痛かった。
和也(釣り合ってないことくらい…最初からわかってるよ)
自分と翔ちゃんの間にある階段が無限に時間があったとしても登りきれないほど長いのは自覚してる
ルックスも、余裕も、品格も、あなたの足元にも及ばない
それでも
あなたが俺のいない場所で俺の事を1秒でも考えてくれているのなら
もうそれだけで幸せなんだーーー
翔「ん、やっぱここの酒は美味いよ 他とは違うね」
和也(あなたがそれを飲んだってことは、つまりこれが)
マスター「でっしょ?♪わたしの愛情が溢れんばかりに入ってるからかなあ♡」
翔「おぇっ」
マスター「あっ、ちょっと!!!!翔ちゃん!!!!!!」
翔「…にの、飲まないの?」
マスター「無視!?」
和也「…」
これが、その証
この黄色くて小さくて可愛いカクテルは
翔ちゃんが俺のために選んでくれたんだ
和也「…」
この小さなグラスにそんな重い気持ちを乗せて
和也「いただきます」
和也「…!」
口いっぱいに広がる甘い柑橘系の香り、その中にほのかな酸味をかんじる
俺は普段ビールとか焼酎とか…そんなんばっか飲んでるからお酒の味なんてわからないと思ってた
でもこれは
和也「…すごく、美味しい…」
もちろん、このお酒の味が俺の好みだったのもある。でもなにより、本当に、
翔「ふふっ、にのが好きだと思ったんだよね」
あなたが俺のために選んでくれたという事実が
この酒をより一層美味くした
翔「にの好き嫌い多いから結構不安だったんだよね〜でもまあ、喜んでもらえたならよかった…この酒は…ん?」
3人だけのまったりとした空間に電子音が鳴り響く
翔「あー、ごめん電話」
その音は翔ちゃんのスマホからだった。相手の名前には「マネージャー」。翔ちゃんは躊躇なく電話をとろうとした
マスター「まって、翔ちゃん。電話なら外でしてきてくれる?」
翔「えっ?いやでも今3人しかいないし」
マスター「ここは通話禁止なのっ!それに翔ちゃんみたいなイケメンくんが看板息子になってくれたら綺麗なお姉さんたくさん入ってきちゃうわよ♡」
翔「きれいなお姉さんて…みんなオネエだろ…」
格の違いを見せつけられているようで心が縛られるように痛かった。
和也(釣り合ってないことくらい…最初からわかってるよ)
自分と翔ちゃんの間にある階段が無限に時間があったとしても登りきれないほど長いのは自覚してる
ルックスも、余裕も、品格も、あなたの足元にも及ばない
それでも
あなたが俺のいない場所で俺の事を1秒でも考えてくれているのなら
もうそれだけで幸せなんだーーー
翔「ん、やっぱここの酒は美味いよ 他とは違うね」
和也(あなたがそれを飲んだってことは、つまりこれが)
マスター「でっしょ?♪わたしの愛情が溢れんばかりに入ってるからかなあ♡」
翔「おぇっ」
マスター「あっ、ちょっと!!!!翔ちゃん!!!!!!」
翔「…にの、飲まないの?」
マスター「無視!?」
和也「…」
これが、その証
この黄色くて小さくて可愛いカクテルは
翔ちゃんが俺のために選んでくれたんだ
和也「…」
この小さなグラスにそんな重い気持ちを乗せて
和也「いただきます」
和也「…!」
口いっぱいに広がる甘い柑橘系の香り、その中にほのかな酸味をかんじる
俺は普段ビールとか焼酎とか…そんなんばっか飲んでるからお酒の味なんてわからないと思ってた
でもこれは
和也「…すごく、美味しい…」
もちろん、このお酒の味が俺の好みだったのもある。でもなにより、本当に、
翔「ふふっ、にのが好きだと思ったんだよね」
あなたが俺のために選んでくれたという事実が
この酒をより一層美味くした
翔「にの好き嫌い多いから結構不安だったんだよね〜でもまあ、喜んでもらえたならよかった…この酒は…ん?」
3人だけのまったりとした空間に電子音が鳴り響く
翔「あー、ごめん電話」
その音は翔ちゃんのスマホからだった。相手の名前には「マネージャー」。翔ちゃんは躊躇なく電話をとろうとした
マスター「まって、翔ちゃん。電話なら外でしてきてくれる?」
翔「えっ?いやでも今3人しかいないし」
マスター「ここは通話禁止なのっ!それに翔ちゃんみたいなイケメンくんが看板息子になってくれたら綺麗なお姉さんたくさん入ってきちゃうわよ♡」
翔「きれいなお姉さんて…みんなオネエだろ…」
