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世界で一番尊いあなた(嵐)

第3章 新しいきもちで

それなのに…いや、

和也(それだ!!!)

和也(俺は翔ちゃんの前で馬鹿みたいに気を遣いすぎて表情がカッチコチだったんだ…!)

俺は翔ちゃんと身体の関係を持って数年、ここに来てやっとこの重大な事実に気づいた

和也(俺はアイドルなのに…こんなにイケメンなのに…その超長所を生かせていなかったなんて…!)

和也(そうと分かれば話は早い、決めた!第2ステップは表情だ!俺のイケてるこのフェイスを翔ちゃんにとことん御見舞してやる…!)

この泥沼のような恋愛に新たな希望の光が差し込んだような気がした
俺は生きてきて多分20回目くらい?に自分のかっこよさに感謝した。

和也(明日…会えるかな…そしたらたくさん可愛い顔してやろう…♪)

タクシーの窓から見上げる品川の夜空は、
いつもより格段にキラキラと光っていた


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ロケバス 翔side

マネージャー「櫻井さん、今から事務所これます?」

翔「何?また話すの?…もうみんな降りたし用があるならここで済ましちゃってよ」

マネージャー「ここで話せるような話ではないでしょう?」

翔「大丈夫だって。鍵、もってんでしょ?締め切っちゃえば?」

マネージャー「…はぁ、貴方ってひとは…」

マネージャーは呆れたようにため息をつくと外にいたスタッフに話があるので締め切る、とだけいって俺の目の前に戻ってきた

マネージャー「…櫻井さん、朝の話覚えてますか?」

翔「あー、なんかあったねぇ」

マネージャー「…。このままでは本当に、望まない結末を迎えることになりますよ。」

翔「なんでよ?(笑)俺別に今日なんもしてないし、大人しくしてたよ。…もしかしてにのと話すのもだめなの?それはきついって〜さすがに」

マネージャー「貴方、私が気づいていないとでも思ってるんですか?」

翔「なにがよ」

マネージャー「…あまり言わせないでください。…プラネタリウムで…二宮さんにキス、しましたよね?」

翔「…っ?!」

翔「んなこと…!」

マネージャー「とぼけないでください。あの時は貴方の賢さが吉と出ましたが、私はあなた達のことずっと見ていました。見逃してませんよ」

マネージャー「誰かに見られてたらまずい、と思って保険をかけたんでしょう?二宮さんの体調が気になって覗いていただけだと」

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