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世界で一番尊いあなた(嵐)

第3章 新しいきもちで


翔「…。」

マネージャー「何故…あんなことをしたのです?…それだけでも教えていただきたいです」

翔「……。」

翔「…星空に照らされたあいつの横顔が…かわいかったから…」

翔「我慢できなくなった…それだけ」

マネージャー「そんな理由で…。」

マネージャー「もう一度言います、もっと自覚を持ってください。あなたはアイドルなのですよ!それに、に、二宮さんが好きだからって…そうやって無理矢理気持ちを押し付けるのは絶対に間違っています…!」

翔「…!」

マネージャー「…な、なんですか…?」

翔「あ、いや…。確かにその通りだなって…思って…。俺が無理矢理にのにそういうことするの確かに間違ってる…」

翔「少し…考え直してみるよ…。」

マネージャー「…!櫻井さん…!」

マネージャー「貴方なら絶対できます。二宮さんのためにも、嵐のためにも…お願いします…」

翔「…はい…」

俺は脱力した。
自分の愚かさが身にしみてくる
俺は自分たちを大切に思ってくれている
マネージャーに強く当たれる立場ではない

マネージャー「…今日は2回も時間を取らせてしまってすみませんでした。…この後もお仕事頑張ってください。」

合わせる顔なんてなくて、俺はただ俯いていた

マネージャー「…。鍵…置いておきますので。落ち着いたらそこの受け付けにでも返しておいてください」

マネージャー「…失礼します。」

ガチャン、と大きな音が車内に響く
その音に反応して顔を上げるとそこにはもう誰もいなくなっていた

翔「…」

翔「…ふふっ」

俺は本当に…

翔「あー…」

頭が冴えてるなあ

翔「チョロい」

これでやっと条件が揃った。それは
絶対ににのと付き合わないこと、
そしてマネージャーに俺は一方的ににのを愛していて、愛おしさのあまり無理矢理犯すような最低な奴だと思い込ませることだ

あのキスだってマネージャーが見てることを確認してからしたし、わざとにのに誤魔化してもらうことでにのは俺に逆らえないということを印象付けたはずだ。

翔「これでもしものことが起きても…」

翔「にのは守られる…。」

そうすることによって、マスコミにもしこのネタを掴まれたとしても、にのは俺と付き合っているという事実はないし、俺がにのを日常的に従わせていて、無理矢理レイプしてたという証言が出るはずだ


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