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世界で一番尊いあなた(嵐)

第4章 暗い夢

和也(翔ちゃんとゆっくり話すのなんてほんとに2ヶ月ぶりくらいで…今日、飲み会きてよかった…)

手の平返しとはまさにこのことだ
まあ、二人きりでとはいかなかったがこれも何かの縁だろう。翔ちゃんとの時間をたのしもう

そうこうしているうちに、部屋のドアがピシャリと音を立てた。橘が戻ってきたようだ

橘「連れてきましたよ〜!」

そうはしゃぐ後輩の後ろにいたのは紛れもなく櫻井翔だった
翔ちゃんは寒そうにほっぺを赤くしていて、それがすごくかわいかった

桜羽「まってたよ〜!はやくすわれよ!」

海崎「おそいっすよ〜!」

みんなの注目が一斉に翔ちゃんへ向く。
さすが国民的アイドル櫻井翔。同性でも同期でも後輩でも関係ない。あなたには人を魅了する力がある…。

翔「なにもうできあがってんじゃーん」

翔ちゃんは太陽のような笑顔をきらきらと振りまきながら俺に近づいてくる
同期に促され俺の隣に座った

和也「しょ、翔さん。お疲れ様です」

翔「にの〜!さっき橘ににのもきてるっていわれてびっくりしたよ」

あなたはアイドルの顔をしていた
この顔は素じゃない、言わば上っ面の会話だ

和也「俺も翔さんくるって知らなかったからびっくりですよ」

翔「はは、連絡すればよかったのに〜」

もっと翔ちゃんと話したいことはあったがそうはいかない。会話はどんどん次へ次へと進んでいく

俺はその間ずっと翔ちゃんのことを見ていた

楽しそうに笑う翔ちゃん、お馬鹿なことをいってみる翔ちゃん、怒ってみせる翔ちゃん…久しぶりに見たその顔に俺の顔は終始ゆるっゆるだっただろう

気がつくと翔ちゃんは4杯目の酒を注文していた。明日早くないのかな、なんて心配はあるがまあ翔ちゃんなら大丈夫だろう

喉も乾いたし腹も減った、俺も翔ちゃんが帰るまではいたいし、追加で生を注文した。

すると、さっきから姿を消していた来栖がどこからか大きな箱をもって戻ってきた

来栖「じゃ、みなさんもりあがってきたところで〜王様ゲームといきましょ〜!」

星宮「王様ゲーム?!男だけでかよ〜(笑)」

桜羽「えったのしそーじゃん!やろやろやろー!!」

和也(王様ゲーム…)

箱の中に1〜6の番号と王様と書かれたくじを入れる。それを順番に引いていき、王様になったものは番号を指定しその人に命令できると言うゲームだ

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