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世界で一番尊いあなた(嵐)

第4章 暗い夢

俺はまだ見ぬ翔ちゃんとのスケベに胸をふくらませた

三島「え〜じゃあね〜」

三島「番号は…2番!」

和也「キタ!」

俺の番号が呼ばれた…!つまりあとはこいつが翔ちゃんの番号を読み上げるだけだ 簡単なことだ、こいつには度々謎の運が巡る。俺はこいつをしんじ……あ……

あれ?

和也「俺今なんて…」

ふと三島を見ると口元を手で抑え、目をうるうるさせながら…まるで…感激していた

三島「うぅ…!」

そうかなるほど

三島「俺に!」

俺は馬鹿だ

三島「2番が!」

王様はこいつだ

逆らえない



三島「キスをする!!!」

うひゃーとかうわーとか気持ちわりぃーとか
そんな叫びが聞こえた気もするが
全然なにも頭に入ってこない

俺はただ翔ちゃんのことをみてた
翔ちゃんも俺のことをみてた

星宮「お前すげーな、さすがだわ(笑)」

桜羽「ほんとににののこと好きなんだなー(笑)」

和也「いやいやいやいや!そういう問題じゃないでしょ!」

俺はなんであの時叫んだのか、あの時の自分をこれまでにないくらい憎んだ。周りの奴らがこれでもかと囃し立てるこの空気だと本当にキスをしなければならないような気がした

和也「俺はしないよ?!なんでこいつにキスしなきゃなんないの?!絶対やだよ気持ちわりぃ!!」

三島「まあまあ、いいじゃないの」

ジリジリと近づいてくる三島
翔ちゃんはニヤニヤと笑みを浮かべていたが完全に作り笑いなのがわかる、動揺している

三島「俺とにのの仲じゃん。キスくらい、ね?」

和也「キスくらいって何?!どんなに仲良くてもそう簡単にキスしないでしょ!」

三島「えー、にのって意外と純粋なんだね?」

和也「は?!なに?…ねえちょっと、近いって!!」

俺はぐっと肩を抱かれた。一気に距離が近くなる
三島の目は本気だった

和也(まずい)

和也(酔ってるにしてもこれはやりすぎだ)

肩を抱いていた右手は下へ下へとそっていく

周りも周りで尋常じゃないほど飲んでいる。囃し立てるのをやめない

和也「ねえ!どこ触ってんの?!ほんとにお前おかしいって!」

三島「んー?もっと違うとこ触って欲しいの?」

気持ち悪い。ただそれだけだった

和也「まじでやめろ、本気で言ってんだよ俺は!」

三島「王様の命令は絶対だよん、にのちゃん」

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