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世界で一番尊いあなた(嵐)

第4章 暗い夢


和也「…まもり…たい…?」

翔「でもその一心で…!お前のことたくさん…傷つけた…っ…俺は…最低だ…っ」

翔「…だけど…っ!これしかもうないんだ…!俺は…この方法しかお前を幸せにしてやれない…!」

翔ちゃんのいう「幸せ」が俺には何を指しているのかわらない
でもきっと、それはこの人なりにかんがえた
俺を 「守る」唯一の答え

和也「さっきから…何をいってんの…?俺は…俺は少なくとも、あんたと肌を重ねた時間が…!なによりも幸せだったよ…っ」

和也「だけど俺はっ、前に進みたい…!いつまでもこの関係じゃ…嫌なんだって…!」

和也「ほんとのことを教えてよっ…!」

和也「翔ちゃんは…!」

和也「翔ちゃんは俺の事…!」

翔「にの!!」

和也「っ!!」

翔ちゃんの態度が一変した
息遣いは荒く、目を見開いて
まるで、自分の中にある何かと必死に戦っているような
そんな表情をしていた

翔「もう…」

翔「もう俺に…!関わるな…!」

胸に銃弾を打ち込まれたような衝撃
目の前が真っ暗になる

翔ちゃんがどんどん遠くなる

呼び止めることもできなかった

和也「…なんでだよっ…ぅ…!!!」

悲痛の声は誰にも届くことなく
コンビニの裏に捨てられた

俺はただあなたに
愛されたいだけなのに

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