
世界で一番尊いあなた(嵐)
第6章 それはやっぱりきみでした
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個室居酒屋 和也side
三島「んなことがあってさー、ほんと号泣だよー」
和也「マジで泣いたの?でもそれはやべーわ(笑)」
俺たちはクリスマスの夜、男ふたりで虚しく男飲みしていた
周りを見ればカップルだらけの世の中。
そんな中でのこの空間は、誰にも気を使わずにいれるから居心地がよかった
三島「それにしてもさー、この店いいよな。美味いし、安いし、個室だし。さいこーじゃん」
和也「でっしょー。知り合いのおすすめ」
三島「うんうん、にのの知り合いなかなかやるなー」
そんな会話をしながらも俺はチラチラiPhoneの通知を確認していた
和也(まだ翔ちゃんから連絡きてないや…)
意を決して送ったLINE。
翔ちゃんは見てくれただろうか
もしかして気づいてないふりをしてるんじゃないか
俺は恐る恐る、翔ちゃんとのLINEを開いた
そこには既読の文字
和也(やった…!やっと見てくれた…!)
未読無視より既読無視の方がよっぽどいい
それに流石の翔ちゃんでも既読をつけたからには
来ないなら来ないと連絡してくれるはずだ
それが来てないということはつまり…!
和也(翔ちゃんに会える…かも!)
今日はたまたまだが、三島との約束を昼からにしておいてよかった
今の時刻は18時16分
そろそろ店を出ないと、翔ちゃんとの時間に遅れてしまう
和也「三島ー、そろそろお開きにしよう」
三島には一応、予め予定があると伝えていた
だからこの時間に帰るのは自然の流れだった
三島「うっそ、もうそんな時間?!はやいなー」
和也「おう、今日は楽しかった。ありがとね」
三島も暇だったからとはいえ、俺に付き合ってもらったことに変わりない
俺は軽く感謝を伝えて部屋を出ようとした
三島「あ、ね、ちょっとにのー。机の下、なんか落ちてるけど」
和也「えぇー?嘘、なんか忘れたかな」
俺はせっかく履いた靴を脱いで
机の下を覗き込んだ
和也「え?どこ?なんもないけど」
何度見ても畳の上にはなにも落ちていない。
何を見間違えたのか、不思議に思って起き上がろうとした時
俺は思いっきり畳に押し倒された
和也「っっ!」
三島だった
和也「…っ!お前、なにすんだよ!」
あの時の感覚が蘇る
三島はついに馬乗りになって俺を押さえつけた
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個室居酒屋 和也side
三島「んなことがあってさー、ほんと号泣だよー」
和也「マジで泣いたの?でもそれはやべーわ(笑)」
俺たちはクリスマスの夜、男ふたりで虚しく男飲みしていた
周りを見ればカップルだらけの世の中。
そんな中でのこの空間は、誰にも気を使わずにいれるから居心地がよかった
三島「それにしてもさー、この店いいよな。美味いし、安いし、個室だし。さいこーじゃん」
和也「でっしょー。知り合いのおすすめ」
三島「うんうん、にのの知り合いなかなかやるなー」
そんな会話をしながらも俺はチラチラiPhoneの通知を確認していた
和也(まだ翔ちゃんから連絡きてないや…)
意を決して送ったLINE。
翔ちゃんは見てくれただろうか
もしかして気づいてないふりをしてるんじゃないか
俺は恐る恐る、翔ちゃんとのLINEを開いた
そこには既読の文字
和也(やった…!やっと見てくれた…!)
未読無視より既読無視の方がよっぽどいい
それに流石の翔ちゃんでも既読をつけたからには
来ないなら来ないと連絡してくれるはずだ
それが来てないということはつまり…!
和也(翔ちゃんに会える…かも!)
今日はたまたまだが、三島との約束を昼からにしておいてよかった
今の時刻は18時16分
そろそろ店を出ないと、翔ちゃんとの時間に遅れてしまう
和也「三島ー、そろそろお開きにしよう」
三島には一応、予め予定があると伝えていた
だからこの時間に帰るのは自然の流れだった
三島「うっそ、もうそんな時間?!はやいなー」
和也「おう、今日は楽しかった。ありがとね」
三島も暇だったからとはいえ、俺に付き合ってもらったことに変わりない
俺は軽く感謝を伝えて部屋を出ようとした
三島「あ、ね、ちょっとにのー。机の下、なんか落ちてるけど」
和也「えぇー?嘘、なんか忘れたかな」
俺はせっかく履いた靴を脱いで
机の下を覗き込んだ
和也「え?どこ?なんもないけど」
何度見ても畳の上にはなにも落ちていない。
何を見間違えたのか、不思議に思って起き上がろうとした時
俺は思いっきり畳に押し倒された
和也「っっ!」
三島だった
和也「…っ!お前、なにすんだよ!」
あの時の感覚が蘇る
三島はついに馬乗りになって俺を押さえつけた
