
世界で一番尊いあなた(嵐)
第11章 ♡♡♡
このままずっと可愛い笑顔を眺めていたいがそうはいかない。俺たちは高まる気持ちを抑えて、ゆっくりと歩き出す
今日は俺達が付き合ってから、初めてマスターに会いに行く
正月を挟んでしまってだいぶ日が経ってしまった
和也「マスター、元気してますかね。言いたいことたくさんありますね〜」
翔「うん、久しぶりだからね。それに今日は貸しきれてよかったよ」
和也「翔ちゃんとあのお店に行くのは、翔ちゃんがおすすめしてくれた時以来ですよね〜。懐かしいなあ」
あの時以来なのかとちょっと驚いてしまった
翔「あー、そっか。…あの時さ、にの。俺にあーんしてくれたよね」
和也「覚えてたんですか〜!あの時超!恥ずかしかったんですからね!」
翔「俺も恥ずかしかったよ!でも、にのが可愛かったからいじめたくなっちゃって」
も〜!ドSだ〜!なんて言ってにのは俺をぺちぺちと叩く。
翔(あの時は…こんなに幸せになれるなんておもってもなかったなあ)
俺は隣にお前がいるその幸せを噛み締めながら、他愛のない話をして店へと向かった
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マスター「翔ちゃ〜ん!にのちゃ〜ん!待ってたわよ〜♪」
和也「えと…これは…一体…」
翔「ああ、説明するね」
俺はそう言ってにのに人を紹介した。
翔「まず、この人。優しいお姉さん、みあんさん。男」
みあん「は〜い♪にのちゃん!こんばんはっ!テレビで見るより超かわいいね〜♡ちゅーしていい?」
翔「だめ」
みあん「ぶぅ〜」
翔「で、この人がりぃなさん。セクシー系お姉さん。男。」
りぃな「こんばんは。今日はよろしくね、にのちゃん」
俺は淡々と人物を紹介していく
にのはかなり戸惑った顔をしていた
そりゃあそうだ。この2人を紹介するのは初めてだ
翔「この人たちはマスター、まりんさんのお友だち。実はみんなここで働いててさ。俺前に飲みきた時この2人にもお世話になったみたいで…。今日は特別に遊びに来てくれたんだよ」
みあん「そうなのよ〜!私ね、翔ちゃんに好きな人がいるって聞いてびっくりして…そしたらまさか!にのちゃんだったとは〜!ふふ!可愛い恋ね!食べちゃいたいわっ!」
りぃな「そんな怖い顔しなくても平気よ。私たち、貴方たちを傷つけるようなことはしないわ。それにこのことを誰かに話したりもしない。誓うわ、だから安心して」
