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世界で一番尊いあなた(嵐)

第11章 ♡♡♡


アイドルである以上、この秘密を見知らぬ誰かに知られているのは恐怖だろう
にのは不安そうに俺の事を見つめている

翔「にの、大丈夫。この2人はね、まりんさんの紹介で知り合ったんだ。まりんさんのお墨付きなだけあって、絶対に俺たちを傷つけるような人じゃない。」

和也「…うん…」

りぃな「あ、わかった。なんで私たちが2人のこと知ってるか…それが不安なんでしょ?…ふふ、実はねーこの人が自分で言ってたのよ。べろんべろんに酔いながらね」

和也「しょ、翔ちゃんが…?」

りぃなさんは俺の輪郭を撫でるように触りながら得意げにそういった

翔「ちょ、言わないでくださいよ…っ!」

りぃな「だーめ♡にのちゃんが不安がってるのよ。…この人ねこの間、私とみあんが裏で待機してるの知らなくて、「にのが好きだ〜!」ってずっと言ってたのよ。それをたまたま聞いちゃったってわけ」

和也「そ、そうなんだ…っ//」

翔(何度聞いても恥ずかしい…それに全く記憶にない…)

みあん「だけど、それは私たちの秘密よっ♪翔ちゃんとは、その前から仲良くしてもらってたしお店のこととかで助けて貰ってたから…。裏切るなんて絶対しないわ。恩人だもの」

和也「…。」

マスター「ふふ、にのちゃん。突然やかましいのがいたからびっくりしたわよね。でも、アタシたちはあなた達を心の底から祝福してるわ。まだ…引っかかることあるかもしれないけど、今日は楽しんでいってくれたらうれしいわ♪」

マスターが話に割ってはいる
にのの顔付きは不思議と笑顔に変わっていた
きっと、信じてみようと思ってくれたんだ

和也「…確かに、ビックリしましたよ。まさかこんなに綺麗なお姉さんがたくさんいるなんて思わなくてね!」

いつもの調子で話し出す姿に俺はほっとした
今日はにのが不安で楽しめないようではここに来た意味が無いのだから

翔「でも、ごめんね。俺、変な事言ったみたいで。…全然覚えてなくて…。」

和也「ほんとですよ!そんなにベロベロになるくらい飲むからです!」

にのはいつもの可愛いお顔でぷんぷんと怒ってみせた

翔(ほんと…少しは控えよう…)

翔「俺、マスターでさえ俺たちのこと知らないと思ってたから。…ほんと、酒の力は怖いね…。気をつける」

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