
世界で一番尊いあなた(嵐)
第11章 ♡♡♡
和也「ううん、この前そこに置いてある本で見たんだ」
翔「そこの…本」
かずが指さす先には、
俺がここに来たらよく眺めていたあのカクテル本があった
翔「…あれを、見たってことは…」
和也「…ふふっ」
翔「嘘でしょ?!」
まさか、まさかだが
かずはあの時俺が送ったコペンハーゲンのカクテル言葉を知ってたってことか…?!
お酒に疎いかずのことだから絶対バレるはずないと思って(でも少しバレるのも期待してた)秘密の愛――なんてギザで超恥ずかしいカクテルを送ってしまった…!
和也「秘密の愛…」
翔(やっぱり知ってた…!)
翔「あー…超はずい…///」
穴があったら入りたいくらいだ
あんなにお高くとまってた俺がカクテルで想いを伝えちゃうようなロマンティストだったと、かずにバレていたとは…
翔(あれ…でも…).
あのカクテル本をみてにのが俺に
このカクテルを送った…ってことは
翔「…この…カクテル…」
和也「ふふ、翔ちゃん、さすがだね。」
ラム、キュラソー、レモン
甘くて少し苦い、でも爽やかな白く濁った雪のようなカクテル
翔(…このカクテルのカクテル言葉は)
和也「「永遠にあなたのもの」…だよ」
翔「…!」
和也「…俺さ、この言葉をその本で見つけた時…このカクテルを翔ちゃんに送れるような関係になれたらなって思ったんだ。他にも素敵な言葉はたくさんあったけど、今俺が翔ちゃんに送りたい言葉はこれ…かな」
かずはまた、少し照くさそうに俺にそう答えてくれた
周りの3人は恋愛ドラマを見ている時の奥様みたいに歓声をあげる
翔「…っ」
酒に疎い彼が俺のために幾つもの酒を見比べて、選んでくれたカクテル。
言葉の意味も含めて、嬉しくてどうにかなってしまいそうだった
翔「かず…」
和也「うん?」
翔「…キスしていい?」
マスター「?!///」みあん「キャァーーーっ///」りぃな「やるわね…」
和也「ちょっと!なんで3人が1番盛り上がってるんですか…!///」
和也「翔ちゃんも!///…そんなに…嬉しかったの?」
翔「いや、もう…嬉しいとかそういう次元じゃなくて、すごく、愛おしくなった」
語彙力の低下
キャスターをしている俺でもここまで落ちるとは、にのの可愛さは地球ひとつ破壊すると言われても普通に信じるレベルだ
