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桜華楼物語

第5章 手鞠

またヒクつく蜜壺の感触を味わいながら。
私は手鞠に囁き続ける。

手鞠…私の可愛い手鞠…
今日の痛みと快感を、忘れないでいておくれ…

お前がこれから大人になって
どれだけの客に抱かれようとも…
いつか私がこの世から消えても…

お前の中にそれを残せたらば
私にとって最良の人生の証となるのだ…

私の言葉を聞いていた手鞠は、姿見越しに私を見つめて口を開いた。

ご隠居様…消えるだなんて…
もうこれで終わりではないのでしょう…?
私には…まだこの口も…後ろの穴も残っているんだから…


ゆっくりと腰を揺らし始めた手鞠の顔は
私の描いた通りの女の顔に。

いい子だ…

私は手鞠の淫水と私の精で濡れた指で
そっと後ろの穴をほぐし始めた。


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